看護学生だったときの話です。
まず、授業について、1分でも遅れると教室の入り口に助教か助手の先生が座っていて、遅刻をとられます。
従って、時間厳守です。また休みが多いと容赦なく落第です。
基本的にみんな看護師になりたい人の集まりでモチベーション高いので、やる気がない人は落とされます。
まあ、休みが多いとか追試に落ちたとか、実習でふざけた態度をとっていた等でなければだいたい大丈夫かと思います。
私は勉強はもともと嫌いではなかったので授業は楽しかったです。色々な教授がいるのでおもしろかったです。すごくおっとりしている先生とか、いつも厳しくで怖いけど授業以外では意外とフレンドリーな先生とか。
私は先生が現役臨床時代の経験談を話してくれるのが大好きでした。
黒人の人の採血が取りづらかったとか、処置を失敗して先輩に叱られたとか。
特に覚えているのが
教授が現役時代、入院していた50代の男性に「いままで馬車馬のように頑張って働いてきたのだから、今はゆっくり休むときですよ」と言ったら患者さんがわぁっと泣きだした。
という話です。なんてことはない話だけれど、患者さんに寄り添う看護師の大切さがわかったような気がしました。
とまあ、授業はわりかし楽しかったです。
問題は実習です。実習は本当につらかったです。
まず、
①指導教師の指摘、添削、ダメだし等の言動にへこむ
②病棟看護師(その日の担当)がきつめの人だったときの過緊張
③患者さんと何を話せばいいのかよくわからない
④病棟の雰囲気に圧倒されて緊張しっぱなし
⑤記録が終わらない→睡眠時間がない
⑥実習の朝は早い
などなど
今後、一つづつ記事にしていこうと思います。(何が辛かったか、どうやって乗り越えたか等)
また、私はバイトしながら部活(運動系)をしていました。
コンビニで朝6時から働き、その後は大学に行き放課後は部活という日々を送っていました。さすがに実習期間はバイトと部活はお休みしていましたが、毎日忙しく過ごしていました。
忙しくはありましたが、バイトと部活を両方していて良かったと思っていますし、それぞれの経験はとても自分を成長させてくれたと思っています。
バイトでは、自分でお金を稼ぐという達成感とバイト仲間との楽しい交流がありましたし、部活では医学部と合同だったので人間関係が豊かになり付属の病院に入職してからもこの人脈はとても役立ちました。
まあ、文系の大学に行った友人と比べると、かなり忙しかったですが。
授業、試験、演習、実習、部活、バイトをこなし、さらに1年生の夏休みには車の運転免許を通いで取り、2年目には合宿でバイクの免許を取りました。
いま考えるととても忙しいですが、当時は全くそんな実感はなく、当たり前だと思っていました。なぜなら、看護科の友達はみんなそんな感じでしたから。
試験も実習も友達と一緒だったから頑張れました。愚痴を言い合ったり、カラオケでストレス発散したり。
今となっては全てが懐かしく愛おしい時間です。